現代思想からの動物論―戦争・主権・生政治

[原題:The War against Animals

ディネシュ・J・ワディウェル著

四六判並製、404ページ 人文書院、2019年


フーコーからアガンベン、

スピヴァクからデリダまで、

現代思想の諸成果を縦横無尽に駆使し、

ポストヒューマン時代に求められる新たな人間動物関係を構想する。

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【目次】

日本語版まえがき

謝辞

緒言(マシュー・カラーコ)


序章 生け吊り

 動物たちとの戦争

 生政治

 間主体的、制度的、認識的暴力

 主権は倫理に先行する

 戦争と真実


第一部 生政治 

第一章 剝き出しの生

 アリストテレスの生政治

 アガンベンの剝き出しの生

 集中生政治

 死滅政治

 生権力を超えて?

第二章 統治性

 統治戦争

 牧羊権力

 ユダの山羊


第二部 征服 ◆

第三章 免疫

 免疫と財産

 動物免疫

第四章 財産と商品

 財産

 商品


第三部 私的支配 ◆

第五章 私有化と格納

 暴力と私有化された統治

 格納戦争

第六章 伴侶関係


◆  第四部 主権

第七章 潜在能力

 類人猿の主権

 市民、野生動物の主権、永住市民権

第八章 愚かさの暴力

 デリダの獣

 白鯨

終章 停戦


訳者解題

人名索引


ペンと非暴力

翻訳家・井上太一のホームページ

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